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ページ表示スピードとSEO検索順位の関係

ウェブサイト全体やページの読み込みに時間がかかる状況を経験したことがあると思います。これはユーザー全員をイライラさせ、他のサイトを探すことになる典型的な状況です。実際には私たちはウェブサイトやウェブページが1秒以下で応答することを期待しており、ウェブサイトの速度は非常に重要です。


実際のショップで例えれば、建物の入口のドアがなかなか開かない店のように、ユーザーエクスペリエンスや組織のブランディングにおいても壊滅的な影響を及ぼす可能性があります。


上記の理由から、近年GoogleがSEOおよび検索順位決定要因においてページスピードを重要とすることは当然と言えます。運営しているウェブサイトのページスピードが気になる場合は、こちらのPageSpeedInsightsで調査しましょう。


Googleがページ表示スピードの遅いウェブサイトに課すペナルティは?


2017年まで、検索エンジンの結果ページ(SERP)のランキングには、読み込み速度がほとんど関係していませんでした。デスクトップでの表示速度のみが重要でした。

しかし、2018年以降、Googleのアルゴリズムでは、ランキングの主要な要素としてウェブサイトの速度が考慮されるようになりました。


現在はスマートフォンやタブレットを使ってインターネットを利用する人々が増えています。

モバイルデバイスへの移行により、ウェブサイトの読み込み速度はSERPで重要な指標となったのは当然のことです。そのため、Googleのモバイルファーストインデックスでは、モバイルデバイスに最適化されたサイトを作るための基準を設けています。


ページ表示スピード、ウェブサイト全体の表示スピードが遅い場合、ユーザーは他のサイトに移動してしまいます。ユーザーが、ウェブサイトをクリックしてからの行動をGoogleは認識しています。ウェブサイトがクリックされてからすぐに離脱されてしまうサイトはマイナスの評価となります。


よって、ウェブサイトの速度には注意が必要です。読み込みが速くて使いやすいウェブサイトは、ユーザーに良い印象を与え、滞在時間を増やし、購買や忠誠度を向上させることができます。また、検索エンジンのランキングでも有利になります。



ページスピードおよびウェブサイト全体を高速化するには

ウェブサイトの表示速度は、以下のような方法で改善することができます。


画像や動画の最適化


1・画像の圧縮

画像はファイルサイズが大きい場合があります。画像を圧縮することでファイルサイズを小さくし、読み込み時間を短縮することができます。オンラインツールや画像編集ソフトウェアを使用して、画像の品質を損なわずに最適化することができます。


2・適切な画像フォーマットの選択

JPEG、PNG、GIFなど、異なる画像フォーマットにはそれぞれ特徴があります。適切なフォーマットを選ぶことで、画像の品質を維持しながらファイルサイズを最小限に抑えることができます。一般的に、写真やカラフルな画像にはJPEG、透明な背景が必要な場合にはPNG、アニメーションが必要な場合にはGIFが適しています。


3・画像のキャッシュ

ウェブページの画像をキャッシュに保存することで、ユーザーが再訪した際に画像を再ダウンロードする必要がなくなります。これにより、読み込み時間が短縮されます。キャッシュの設定はウェブサーバーやプラグインを使用して行うことができます


4・動画の圧縮とストリーミング

動画は大容量のデータであり、ウェブサイトの読み込み時間に大きな影響を与えることがあります。動画を圧縮することでファイルサイズを減らし、ストリーミング形式で配信することで動画再生の開始を早めることができます。動画編集ソフトウェアやオンラインツールを使用して、動画の圧縮やストリーミング形式への変換を行います。


5・遅延読み込み(Lazy Loading)

遅延読み込みは、ページが表示されるときに必要な画像や動画だけを読み込む技術です。ユーザーがページをスクロールするまで、非表示の画像や動画は読み込まれません。これにより、初期読み込み時間を短縮させることができます。



キャッシュの活用


1・ブラウザキャッシュの設定

ウェブサーバーは、ブラウザがウェブページのコンテンツをキャッシュに保存することを許可するように設定することができます。これにより、ユーザーが同じページに再訪した際に、ブラウザはキャッシュからコンテンツを読み込むため、サーバーへの再リクエストが不要となります。ブラウザキャッシュの設定は、ウェブサーバーの設定ファイルやキャッシュコントロールヘッダーを使用して行われます。


2・サーバーキャッシュの設定

サーバーキャッシュは、ウェブサーバー自体がコンテンツをキャッシュする仕組みです。特に動的なコンテンツやデータベースからの情報を含むページの場合、サーバーキャッシュは重要です。キャッシュされたコンテンツは直接ウェブサーバーから提供されるため、処理時間が短縮されます。ウェブサーバーには、キャッシュ用のストレージ領域を設定する機能があります。


3・CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)の活用

CDNは、世界中に配置されたサーバーネットワークを通じてコンテンツを配信する仕組みです。CDNはキャッシュを活用しており、ユーザーに近い場所に配置されたサーバーからコンテンツを提供することで、読み込み時間を短縮します。ウェブサイトの静的なコンテンツや画像をCDNに配置することで、サーバーへの負荷を軽減し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。


4・キャッシュ制御ヘッダーの設定

ウェブサーバーは、キャッシュ制御ヘッダーを使用して、特定のリソースのキャッシュ動作を制御することができます。例えば、キャッシュの期間を指定したり、キャッシュの有効性を確認するためのETag(Entity Tag)やLast-Modifiedヘッダーを使用することができます。これらのヘッダーを適切に設定すると、ブラウザはリソースが変更されていない場合にはキャッシュを使用し、変更がある場合には再ダウンロードすることができます。


5・キャッシュの無効化

一部のコンテンツは頻繁に更新される必要があるため、キャッシュを無効にする必要があります。特に動的なコンテンツや個別のユーザー情報を含むページでは、キャッシュの使用を制御する必要があります。ウェブサーバーの設定やプログラムコードを使用して、キャッシュの無効化を実装することができます。


6・キャッシュのテストと最適化

キャッシュの効果を最大限に引き出すために、定期的にキャッシュのテストと最適化を行うことが重要です。ツールやテクニックを使用して、キャッシュの動作やパフォーマンスを評価し、必要に応じて調整を行います。キャッシュの設定やヘッダーの確認、キャッシュされるコンテンツの適切な設定などを含めてテストと最適化を行います。



CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)の使用


1・静的コンテンツの配信

静的なコンテンツ(画像、CSS、JavaScriptファイルなど)は、CDNを使用して配信することが効果的です。CDNは世界中に配置された複数のサーバーからコンテンツを提供し、ユーザーに最も近いサーバーからコンテンツを取得できるようにします。これにより、ユーザーへのコンテンツの配信時間が短縮され、読み込み速度が向上します。


2・動的コンテンツのキャッシュ

動的なコンテンツ(動画、動的生成されるページなど)も一部はCDNでキャッシュすることができます。CDNは一時的にコンテンツを保持し、同じコンテンツのリクエストがあった場合にはキャッシュから提供することで、オリジンサーバーへの負荷を軽減し、レスポンス時間を短縮します。


3・ロードバランシング

CDNは複数のサーバーを使用してコンテンツを提供するため、負荷分散(ロードバランシング)の効果もあります。ユーザーのリクエストは近くのCDNサーバーに転送され、負荷が均等に分散されます。これにより、トラフィックの急増や大規模なユーザーアクセスでも安定したパフォーマンスを維持できます。


4・グローバルなアクセスの向上

CDNは世界中に配置されたサーバーを利用するため、地理的な距離やネットワークの遅延による影響を軽減します。ユーザーがウェブサイトにアクセスする際に最も近いCDNサーバーからコンテンツを提供するため、ユーザーエクスペリエンスが向上します。


5・セキュリティの強化

一部のCDNはセキュリティ機能を提供しており、DDoS攻撃や不正アクセスからウェブサイトを保護することができます。



キャッシュ制御ヘッダーの設定


1・キャッシュの有効期限を設定する

  • Cache-Controlヘッダーを使用してキャッシュの有効期限を指定します。

  • Cache-Control: max-age=3600と指定すると、キャッシュはリクエストから1時間(3600秒)有効となります。


2・キャッシュの無効化を指定する

  • Cache-Controlヘッダーを使用してキャッシュの無効化を指定します。

  • Cache-Control: no-cacheと指定すると、キャッシュを無効化し、常にオリジンサーバーからコンテンツを取得します。


3・リクエストに対する検証の必要性を設定する

  • ETagヘッダーやLast-Modifiedヘッダーを使用して、リクエストの検証が必要かどうかを設定します。

  • ETag: "abc123"やLast-Modified: Mon, 24 Jun 2023 12:00:00 GMTといったヘッダーを設定し、ブラウザーがオリジンサーバーに対してリクエストを検証するかどうかを決定します。


4・条件付きリクエストを行う

  • If-None-MatchヘッダーやIf-Modified-Sinceヘッダーを使用して、キャッシュされたコンテンツが有効かどうかを確認します。

  • キャッシュされたコンテンツが有効であれば、オリジンサーバーへの再リクエストを省略し、304 Not Modifiedレスポンスを返します。

 

たった1秒でもユーザーの離脱に繋がり、検索順位に影響があるので、上記の対策は非常に重要です。

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